1976/10/12

ad938cde.jpg長野市栗田、板倉病院。その日は真っ青な秋晴れで、母方の祖母と我が父がやってきて、ずっと待ってくれていた。11時13分、赤ちゃん誕生。夕方、祖父が来て自分にそっくりの初孫に眼を細めた。曾祖父はこう母に言ってくれた。「三歳までは仏様からの預かりものだ」と。
朝イチで、母がそんなメールをくれた。

1976年10月12日。僕の生まれた日である。

20歳の誕生日に、ずっととっておいてくれたその日の新聞を親戚からブレゼントされた。その時よりももっと赤茶けた新聞に眼を通す。28年という時間を生きてきたことを、とても長く重く感じる。それでも、まだ28年。
この一年、僕は何をしていこうか。いろんなものを見て、人に会い、触れて、感じて。僕が僕であるために、何をするべきかというよりも、何をしていこうか。僕は常々、「どうせやるんだったら上機嫌でやれ」と言われてきた。それは骨身にしみて僕を貫いている言葉である。その想いに、少しでも正直でありたいなと思う。
きょうもこれから仕事だが、一日の始まりに、そんな時間を持った。メールをくれた母に感謝、そして、いままでの僕を支えてくださったすべての人にも。今夜は自分に少しばかりのご褒美でもしよう。

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Yuuki URYU

この「私信」を書いている人。
北海道・札幌を拠点に、写真作家として活動。他にも紙媒体を中心としたデザインの仕事や、編集・インタヴューからラジオパーソナリティの経験など、もはや自分は何屋なのかと思い続けて幾星霜。
昨今のSNS的/メッセンジャー的レスポンスに疲れて、ただ「私信」を書いてみたいと思い、実は2004年から設けているこのブログを復活。